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大前研一の”重要な視点・施策の提案” [社会]

こんばんは、原発事故の処理一進一退、これからも予期せぬ事象がでてきても

驚かなくなりました。今まで人類があまり経験した事のない事が、テレビ中継で

みられる、しかし、それは可也深刻な問題なのに毎日観ているとマンネリな気持

ちが出てきて、いとも簡単に認めてしまいます。それでいいのかと自問自答、、、



大前研一のレポートは、原子力の事を良く知っているので見ていて安心します。

起こっている事は大変な事なのに、それをじっとみて認める事の悲しさは心が痛

みます。以下は、大前研一の提案をまとめたものです。



1.重要な視点・施策

(1)揚水発電はフル稼働させる(442万Kwh)

(2)東西グリッド(送電網)の拡大する(125――>1000Kwh)

(3)中部電力の一部で50サイクル発電を行う――>東電管内まで直接送電

(4)今年の夏限定で原子炉の再開を認可する

(5)警報システムを運用させる(使用可能5%を切ったらテレビや携帯で警報を鳴
らす)

2.電力警報発令

(1)“ブラックアウト(停電)の危険があります。使用中の電気を止めてください
“(テレビや携帯で警報)

(2)冷暖房、テレビ、電灯,PCなどを止める

(3)5階以下のエレベータ乗らないでもらう

(4)停電は避ける(経済、生活に多大な影響)

(5)電気が必要な商売や産業は原則停電しない

(6)電力に“余裕”がどのくらいあるか関心を持たせる

3.原子力産業再構築

(1)垂直分業とする

①原子力発電は公営:9電力は売電(例;日本原子力発電)

②送電網:公営で全国ネット(もしくはグリッド接続のみ)

③配電:基本的に9電力

(2)①には外資や民間の参入を認める

(3)ロシアのサハリン地区でLNG発電し稚内に送電する

(4)3社(東芝、日立、三菱)はWH、GE、ARENAの傘下で仕事量を確保す


(5)国策で技術者の温存を図る

(6)今回の反省を既存の原子炉に反映(現場の知恵)する

4.東京電力の処理

(1)GM型破綻処理

①東電清算事業会社

②発電会社

③配電会社

(2)原子力を公営企業に売却・譲渡

(3)高圧送電網を公営会社に売却・譲渡

(4)配電会社として新たに発足する

5.公営原子力発電会社の設立

(1)9電力のうち希望するところから原子力発電所を全て譲り受ける

(2)安全審査、住民対応、オペレーションなど全て国の責任で行う

(3)安全委員会、保安院などを統合し経済産業省とは独立した組織を作る(例;日
本NRC)

6.想定外の経済的ダメージ

(1)計画停電を節電と誤解している

(2)交通機関の打撃後遺症(経済活動に大きな影響)

(3)自粛ムード(銀座は灯りが消えた)

(4)築地など機能低下(食の流れが小さくなり、活気がなくなる)

(5)疎開(放射能を嫌って会社までが疎開)

(6)コンサート、レストラン、公的建造物省電(かえって経済が低迷)

(7)“売り上げ上がったり“(売り上げが極端に減少)

7.被災地再生の街づくり構想を発表(管首相=大前研一構想)

山を削って高台に住居を置き、海岸沿いへの会社・漁港まで通勤

8.新しい東北地方(前に提案した、大前研一の構想)

(1)復興はやらないーー>災害経験から立ち直るのではなく21世紀型

の安全・安心のコミュニティーを作る

(2)人々は昔の所に戻りたいと思っていないーー>心理的に不安・資金もない

(3)津波の襲う低い海抜のところは緑地と公共建造物

(4)高台に新たなコミュニティーを建設(例;八ッ場ダム方式)

(5)魚師の職住隣接を変更――>強固な水門付漁港(数は減る)、安全な高台から
通勤

9.企業は通期業績を相次ぎ下方修正

(1)震災から3/31日までの下方修正は、62社中37社

(2)通期予想の最終損益額は600億円減(2/14時点比)

10.世界の自動車産業を襲う(東北地方は世界の部品供給地、影響が大きい)

(1)日本製部品の品不足(仏ブジョーシトロエングループ7工場減産)

(2)トヨタ自動車(部品500種類が調達難)



http://www.youtube.com/watch?v=0Igl8bSdBKs <――大前研一の提案(動画)

タグ:大前研一



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