生物を律する揺らぎのメカニズムを追い求めて~光合成と生体信号~ [生物]
生体を活かし律している原理は、室温の「揺らぎ」を積極的に活用している、
という仮説が近年注目を集めている。
少なくとも、シリコンデバイスに代表される人工デバイスにとって「揺らぎ」
はノイズであり誤差であるが、粘菌が生き延びようとする挙動や光合成を行う
チラコイドではむしろ、もっと積極的に「揺らぎ」が機能をプロデュースして
いるかもしれない。
本年2011月1月に社会知創成事業のもとに発足した中村特別研究室は、光
合成をはじめとするタンパク柔構造が実現しているような高効率の化学反応に着
目し、その構造と機能を理論と計算科学シミュレーションによって解明すること
を目標の一つとしている。量子化学を始めとした分子レベルの計算科学と独自の
「揺らぎ」解析による信号処理技術を用いるのが特徴である。
また同研究室は、基幹研究所の揺律機能研究チームの着目する「揺らぎ」から
創発される自律的情報処理機能の研究と深い連携関係を持ちながら研究を推進し
ていく計画にある。
この度、中村特別研究室と揺律機能研究チームと合同で、分子レベルから、細
胞、粘菌、マクロな人間の健康まで、普遍的に姿をみせる「揺らぎ」をキーワー
ドにして国内の最先端を行く研究者を招待して、合同シンポジウムを開催し、両
研究グループの目指す新しいパラダイムシフトを議論する。
「生物を律する揺らぎのメカニズムを追い求めて~光合成と生体信号~」
1.日時(第一日)2011年4月19日(火)13:00~17:50
(第二日)2011年4月20日(水)09:00~18:10
2.場所 独立行政法人 理化学研究所 鈴木梅太郎記念ホール (両日)
(住所)埼玉県和光市広沢2-1
(アクセス)http://www.riken.jp/r-world/riken/campus/wako/index.html#map
3.参加費 無料(参加登録は特に必要ありません)
4.プログラム(詳細
http://www.riken.jp/r-world/research/symposium/110419.html
―2011年4月19日(火)13:00~17:50―
< 講演 >
テーマ1 「地球快適化インスティテュートという試み」
講師 田中 栄司(地球快適化インスティテュート)
テーマ2 「快適と健康をつなぐもの」
講師 中島 平太郎+小川 博司(Bifrostec社)
テーマ3 「信号処理からのアプローチ」
講師 納本 淳(理研)
テーマ4 「電気化学、表面科学、人工光合成 そしてサステイナブルの科学
へ」
講師 藤平 正道(東工大名誉教授)
テーマ5 「ロボットの健康,または、人の健康」
講師 橋本 周司(早稲田大学)
< 特別ゲストの講演と音の実演 >
テーマ 「見えないデザイン~音空間の心身に対する影響と化学の音~」
講師 井出 祐昭 (井出 音 研究所)
―2011年4月20日(水)9:00~18:10―
< 生物の揺らぎに学ぶセッション >
テーマ1 「揺律機能とは何か」
講師 原 正彦(理研)
テーマ2 「粘菌コンピュータから見えてきたもの」
講師 青野 真士(理研)
テーマ3「微生物ユーグレナを用いた情報処理」
講師 尾笹 一成(理研)
テーマ4 「Organized randomness: ゆらぎを利用した柔軟な細胞応答」
講師 上田 昌宏(大阪大学)
< 光合成と生体のゆらぎセッション >
テーマ1 「光合成酸素発生を可能にするMnクラスターの原子構造」
講師 沈 建仁(岡山大)
テーマ2 「赤外分光で探る光合成水分解反応の分子メカニズム」
講師 野口 巧(名古屋大)
テーマ3 「生体分子の量子論による解析を可能にするFMO法」
講師 北浦 和夫(京大)
テーマ4 「光合成と生体のゆらぎ」が示唆する夢」
講師 中村 振一郎(理研)
テーマ5 「糖:環境に同化する見えないエネルギー分子」
講師 蟹江 治(理研)
テーマ6 「フラクタル表面 超撥水と超親水のデザイン」
講師 内田 欣吾(龍谷大)
テーマ7 「Mnクラスター機能の無機デバイス化に向けて」
講師 藤井 克司(東大)
テーマ8 「結晶構造予測法とGPUの生物学への応用」
講師 飯高 敏晃(理研)
テーマ9 「新しい手法の開発 FMO-NMR」
講師 Gao QI(三菱化学科学技術研究センター)
テーマ10 「励起状態の半古典ダイナミクス」
講師 小林 高雄(三菱化学科学技術研究センター)
テーマ11 「OECのメカニズム解明を目指した計算科学の現在」
講師 横島 智(東京薬科大学・理研)
5.問い合わせ先 理化学研究所 揺律機能研究チーム 光澤尚子
tel: 048-467-9600,mnaoko@riken.jp
主催 独立行政法人 理化学研究所(中村特別研究室,揺律機能研究チー
ム)
という仮説が近年注目を集めている。
少なくとも、シリコンデバイスに代表される人工デバイスにとって「揺らぎ」
はノイズであり誤差であるが、粘菌が生き延びようとする挙動や光合成を行う
チラコイドではむしろ、もっと積極的に「揺らぎ」が機能をプロデュースして
いるかもしれない。
本年2011月1月に社会知創成事業のもとに発足した中村特別研究室は、光
合成をはじめとするタンパク柔構造が実現しているような高効率の化学反応に着
目し、その構造と機能を理論と計算科学シミュレーションによって解明すること
を目標の一つとしている。量子化学を始めとした分子レベルの計算科学と独自の
「揺らぎ」解析による信号処理技術を用いるのが特徴である。
また同研究室は、基幹研究所の揺律機能研究チームの着目する「揺らぎ」から
創発される自律的情報処理機能の研究と深い連携関係を持ちながら研究を推進し
ていく計画にある。
この度、中村特別研究室と揺律機能研究チームと合同で、分子レベルから、細
胞、粘菌、マクロな人間の健康まで、普遍的に姿をみせる「揺らぎ」をキーワー
ドにして国内の最先端を行く研究者を招待して、合同シンポジウムを開催し、両
研究グループの目指す新しいパラダイムシフトを議論する。
「生物を律する揺らぎのメカニズムを追い求めて~光合成と生体信号~」
1.日時(第一日)2011年4月19日(火)13:00~17:50
(第二日)2011年4月20日(水)09:00~18:10
2.場所 独立行政法人 理化学研究所 鈴木梅太郎記念ホール (両日)
(住所)埼玉県和光市広沢2-1
(アクセス)http://www.riken.jp/r-world/riken/campus/wako/index.html#map
3.参加費 無料(参加登録は特に必要ありません)
4.プログラム(詳細
http://www.riken.jp/r-world/research/symposium/110419.html
―2011年4月19日(火)13:00~17:50―
< 講演 >
テーマ1 「地球快適化インスティテュートという試み」
講師 田中 栄司(地球快適化インスティテュート)
テーマ2 「快適と健康をつなぐもの」
講師 中島 平太郎+小川 博司(Bifrostec社)
テーマ3 「信号処理からのアプローチ」
講師 納本 淳(理研)
テーマ4 「電気化学、表面科学、人工光合成 そしてサステイナブルの科学
へ」
講師 藤平 正道(東工大名誉教授)
テーマ5 「ロボットの健康,または、人の健康」
講師 橋本 周司(早稲田大学)
< 特別ゲストの講演と音の実演 >
テーマ 「見えないデザイン~音空間の心身に対する影響と化学の音~」
講師 井出 祐昭 (井出 音 研究所)
―2011年4月20日(水)9:00~18:10―
< 生物の揺らぎに学ぶセッション >
テーマ1 「揺律機能とは何か」
講師 原 正彦(理研)
テーマ2 「粘菌コンピュータから見えてきたもの」
講師 青野 真士(理研)
テーマ3「微生物ユーグレナを用いた情報処理」
講師 尾笹 一成(理研)
テーマ4 「Organized randomness: ゆらぎを利用した柔軟な細胞応答」
講師 上田 昌宏(大阪大学)
< 光合成と生体のゆらぎセッション >
テーマ1 「光合成酸素発生を可能にするMnクラスターの原子構造」
講師 沈 建仁(岡山大)
テーマ2 「赤外分光で探る光合成水分解反応の分子メカニズム」
講師 野口 巧(名古屋大)
テーマ3 「生体分子の量子論による解析を可能にするFMO法」
講師 北浦 和夫(京大)
テーマ4 「光合成と生体のゆらぎ」が示唆する夢」
講師 中村 振一郎(理研)
テーマ5 「糖:環境に同化する見えないエネルギー分子」
講師 蟹江 治(理研)
テーマ6 「フラクタル表面 超撥水と超親水のデザイン」
講師 内田 欣吾(龍谷大)
テーマ7 「Mnクラスター機能の無機デバイス化に向けて」
講師 藤井 克司(東大)
テーマ8 「結晶構造予測法とGPUの生物学への応用」
講師 飯高 敏晃(理研)
テーマ9 「新しい手法の開発 FMO-NMR」
講師 Gao QI(三菱化学科学技術研究センター)
テーマ10 「励起状態の半古典ダイナミクス」
講師 小林 高雄(三菱化学科学技術研究センター)
テーマ11 「OECのメカニズム解明を目指した計算科学の現在」
講師 横島 智(東京薬科大学・理研)
5.問い合わせ先 理化学研究所 揺律機能研究チーム 光澤尚子
tel: 048-467-9600,mnaoko@riken.jp
主催 独立行政法人 理化学研究所(中村特別研究室,揺律機能研究チー
ム)
タグ:光合成