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覚醒の時 [科学]

虚大科学の化けの皮がはがされた。3月11日まで、僕が虚大科学として考えていた

のは「地震予知」学と「結核」学のふたつだった。

地震は「原子力」学がそれ以上の虚大科学であり、まさにモンスターと呼ばれるべき

ものになっていたことを明らかにした。

原子力について僕は『原発とプルトニウム』(2010年4月、PHPサイエンス・


ールド新書)を発表しているが、僕が物理出身だったこともあり、その虚大生に気付
かな

かった。ただ前記の本では、原子力の研究は広島・長崎に原爆が投下されたことで、


理学を中心とした研究課題はほぼ完了し、残りは出がらしとなった昆布をしゃぶるよ


な、味気ないものと示唆している。

また、結核については3月11日までにほぼ書き終え、その後だいぶ改稿・補充した

『結核と日本人~医療政策を検証する~』(2011年11月、岩波書店)で、日本
の結核

学研究/結核予防会は「情報宣伝にたけた敗北した医学」であることを示した。

ソ連はチェルノブイリ原子力発電所事故(1986年4月)から5年後の1991年

12月に崩壊した。東日本大震災から5ヶ月後の8月、「日経」は日立と三菱重工の
経営

統合を報じた。これはその後まだ、進展を見ないが、こうした報道自体、日本株式会


の疲弊を示している。9月には米国で、中東の春に触発され、格差に抗議しその解消


求める運動がはじまった。

2011年、日本だけでなく世界中で新たな動き、従来の枠組みに変革を迫る動きが

はじまった。こうした世紀転換期こそ、歴史研究を通じ、現在を根底的に、根源的に


解することが必要だ。そのための科学の歴史の枠組みを考える。



「覚醒の時」



1.日時 2012年01月22日(日)14:30~17:30

2.会場 藤沢産業センター(湘南NDビル)6階 コミュニティールーム 1

(電車)小田急藤沢駅( 北口) 徒歩2分

(アクセス)http:/www.cityfujisawa.ne.jp/center.html

3.参加費 1000円

4.プログラム(詳細http://www008.upp.so-net.ne.jp/shonan/info20120122.pdf

< 講演 >

テーマ 「覚醒の時」

講師 常石 敬一氏(神奈川大学教授、科学史)

5.参加申し込み方法 お名前、所属を記入し猪野( メールshujiino@js6.so-net.ne.jp) へ申し込み下さい。 6.問い合わせ先 湘南科学史懇話会・代表 猪野 修治(INO SHUJI) TEL&FAX:046-269-8210 email:shujiino@js6.so-net.ne.jp 主催 湘南科学史懇話会
タグ:覚醒の時

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